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金沢駅から東京駅まで歩いた話 1日目 (1)~いざ出発!~

2019-03-01

2015年 8月 1日(土)

時間は午前9時

いよいよ東京までの旅が始まる!
とりあえず早いうちに地元 金沢を出よう!

そう意気込んで、100均で買ったコンパスを見ながら、南東を目指し金沢駅を出る。
しかし僕は生粋の方向音痴。そして地元のくせに金沢の地理もよくわかっていない。
なので、金沢駅から南東を目指したところが何という町かさえ検討もついていなかった。

それが逆に旅へのワクワクを増幅させていた。と思う。

 

しばらく歩くと卯辰山にぶつかった。

卯辰山は、高校相撲の全国大会が行われるなど、地元ではとても有名な山で、金沢の街を見下ろせる、景色のいい素敵な場所。

コンパス的には登る必要がなかったので、山沿いの道を進んでいく。

次に現れたのは太陽が丘。
丘の上に作られた閑静な住宅街で、当時足を踏み入れたのは初めてぐらいだったので、とても道に迷う。
南東に向かって歩いても、住宅街の中で行き止まりになるので迂回できる道を探す。
そしてまた行き止まり、迂回する、行き止まり、迂回…

結局、南東へ降りていく道がなく、太陽が丘を一周しただけだった…景色がとてもよかったのが救い。
南の方へ下れたので、住宅街を抜けまた南東を目指す。

 

すると、地元では占いが当たると評判の(後々知った)、アパレルショップを発見。
店主らしき人がお店の前を掃除していたので道を聞いてみる。

 

1日目の道中

 

こんないかにも旅人です。みたいな格好で東京を目指す旨を伝えたせいか、お店の人の目はとても僕を怪しんでいた。
だけどとても優しく道を教えてくれた。

「このまま進むととても道が細くなるから、卯辰山の方へ行った方がいいですよ」と。


卯辰山…

 

今卯辰山の方から来たのにな、と思いつつ、感謝を伝えお店を後に。
近くに停まっていたトラックの運転手にも道を聞き、そのまま進んでも大丈夫だと判断。
湯涌温泉から峠を越えて富山県に抜ける道を目指す。

湯涌へ向けて歩いていると、僕を追い抜いたのに、ハザードをたきながらUターンして戻ってくる車が一台…

 

つづく

 

この記事のルート

 

かなりアバウトなおおよそのルートです。

ここまで約13km。

 

Kimmy

 

 

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