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金沢駅から東京駅まで歩いた話 2日目 (3)~富山の御恩~

2019-03-01

2015年 8月 2日(日)

 

集落のおばあちゃんからきゅうりをもらい、まだ営業前の福光温泉に到着。
扉が開いていたので声をかけてみる。
従業員のおじちゃんが優しく対応してくれ、休憩スペースを使わせてもらった。
自販機でジュースを買ってがぶ飲みし、クーラーで涼しみかなり体力が回復した。

すでにコンパスなど無意味だと思ってきていたので、おじちゃんにこの先の道を聞いてみる。

 

おじちゃんが書いてくれた地図

すると親切に地図を書いてくれた。

この地図を頼りに

『スーパー農道』

と呼ばれる道を目指す。
そこから359号線へ。

  

福光温泉を後にし、道中こまめに日陰で休憩をとった。
そのうちのどこかで、長らく地べたに座っていると、近所のおじさんがスイカを切って持ってきてくれた。

 

スイカのおじさん

 

優しくて、甘くて、みずみずしくてとても感動した。

おじさんにスーパー農道への道を聞いてみる。
が、どこの道を言っているのだろう?といった感じであまりピンと来ていなかった。

その後も出会う人出会う人にスーパー農道を聞くが、人によっていうことがバラバラで、「359号に出たいならあっちの方」

という具合に細かく道を聞きながら進むこととなった。

 

 

 

しばらく進むとコメリを発見。
今朝のオロロの事件があったので、虫対策用の準備を万端にする。

 

防虫ネット付きハット、スプレー、長袖、軍手

 

この左下に写っているのは防虫ネットつきのハット。
なんと!買い物の相談をしていたコメリのおばちゃんが

「私からプレゼントするよ」

といって買ってくれた。
富山の人、なんて優しいんだ…

きゅうりスイカ手書きの地図帽子

そしてみんな
がんばれ、気を付けて、
と応援してくれる。

オロロの襲撃なんて忘れるくらい、みんなの優しさで心が満たされていた

 

休み休みご飯も食べながら、いろんな人に道を聞き、お風呂に入りたくなったので、同じ方向に温泉がないかも聞きながら歩いた。
そしてようやく、359号線に入ったかどうか、手前辺りにある『湯来楽(ゆらら)』という温泉についた。
時間は夕方くらいだったと思う。

 

汗だくだくの体を洗い流し、ご飯をがっつり食べこむ。
節約旅の予定だったけど、疲労が多すぎて食べずにはいられなかった。
横になってくつろげるスペースがあったので、そこで閉店まで仮眠することに。
深夜0時で閉店し、近くの住宅街にある公園へ移動した。

 

  

 

それにしても、出会う人出会う人、みんな優しくてホントに助けられる。

こんなにご恩を受けていいものか…

感謝がたくさんたまっている。

すでに素敵な旅になっている。

そんな幸せを感じながら、公園のベンチで眠りにつく。
明日は359号線、通称『サンゴク』をひたすら真っすぐ進んで行く!

なんか恐ろしそうな呼び名だなと思っていたが、実際にもかなり過酷な道になるとは思ってもいなかった…

 

つづく

 

この記事のルート

 

これでもかというくらい、ざっくりとした大体のルートです…

ここまで約47.5km

Kimmy

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